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2012年3月3日(土)1阪3 阪神11R
第19回チューリップ賞(GIII)
3歳牝 芝1600m 馬齢
【女王登壇・スローペース】








馬 名 性齢 斤量 騎手 脚質 短評
79 7 12 ハナズゴール 牝3 54 Cデムーロ 追込 鞍上腕撫
82 8 14 エピセアローム 牝3 54 浜中 俊 自在 素質GI級
83 4 5 ジョワドヴィーヴル 牝3 54 福永祐一 差し 姉に続け
83 1 1 ジェンティルドンナ 牝3 54 岩田康誠 先行 熱発明けも
72 3 3 スピークソフトリー 牝3 54 武幸四郎 追込 入着一杯
72 4 6 トーホウアマポーラ 牝3 54 和田竜二 差し 善戦まで
72 6 10 ゴールデンムーン 牝3 54 秋山真一郎 差し 掲示板迄
75 6 9 ウイングザムーン 牝3 54 飯田祐史 差し 複穴候補
76 5 8 ヒーラ 牝3 54 四位洋文 追込 立て直す
74 7 11 アブシンベル 牝3 54 小坂忠士 追込 前走離れ
70 3 4 スピカシチー 牝3 54 国分優作 差し ダート馬
79 8 13 フクノハツヒメ 牝3 54 藤田伸二 先行 見直し要
72 2 2 イントゥザストーム 牝3 54 北村友一 差し 距離不適
74 5 7 ショウナンマオ 牝3 54 幸 英明 先行 一概には

僅か1戦のキャリアでGI制覇を成し遂げたジョワドヴィーヴル。スローの流れに動じることなくジッと中団待機、直線馬群の外めを余裕綽々に進出、粘る先行勢を楽々と呑み込んだ末脚は正しく次元が違った。紛れもなく稀代名牝ウオッカ、偉大な姉ブエナビスタに比肩しうる器、否それ以上。ここは黙ってその勝ちっぷりを見守る手。相手はシンザン記念で男馬完封ジェンティルドンナ、素質GI級エピセアローム。穴は展開に恵まれた際のフクノハツヒメ、Cデムーロ腕撫ハナズゴール。次点8,9,11。

レース結果
1着
2着
3着
4着
5着
12
14
5
1
3
△ハナズゴール
▲エピセアローム
◎ジョワドヴィーヴル
○ジェンティルドンナ
…スピークソフトリー
Cデムーロ
浜中 俊
福永祐一
岩田康誠
武幸四郎
4人気
3人気
1人気
2人気
7人気
単勝
馬連
馬単
3連複
3連単
12
12-14
12-14
5-12-14
12-14-5
3,720円
8,070円
24,660円
2,860円
57,290円

レース回顧
ジョワドヴィーヴルの単勝1.3倍。エピセアローム、ジェンティルドンナへの3連単はなんと6.9倍。如何にジョワドヴィーヴルはじめ人気3頭の支持が高かったかが分かる。しかしこの3頭を2馬身半チギり捨て圧勝したのはハナズゴール。4人気の伏兵だったが単勝は上位3頭から大きく離されての37.2倍。たしかに前走の勝ちっぷりは目を引いたが500万平場。それより何より栗東滞在中にカイ食いがあがり、調教はキャンターに毛が生えた程度しかできぬ状態。馬体重も12キロ減の414キロ。それが大外一気、有無を言わさぬ圧勝劇だから競馬は判らない。エピセアロームの2着はほぼ力通りだろう。4着ジェンティルドンナも熱発明けの言い訳がある。問題はジョワドヴィーヴル。「本番に繋がる競馬は出来た」と福永はいうが、久々とはいえ一寸だらしのない嫌な負け方。道中中団から直線一旦先頭の勝ちパターンだったがそこから全く伸びずズルズル後退。何の不利もなく掛かりもせず普通の競馬をしてラスト1Fで3馬身は決定的か。使われての上積みはあるだろうがそれはハナズゴール、エピセアローム、ジェンティルドンナも同様。今週のフィリーズレビュー上位組も出てくる。少なくとも4/8桜花賞の絶対的本命馬ではなくなった。

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