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2009年11月29日(日)5回東京8日目10R
第29回ジャパンC(GI)
3歳以上 芝2400m 定量
【好配確実・スローペース】








馬 名 性齢 斤量 騎手 脚質 短評
90 3 5 ウオッカ 牝5 55 ルメール 自在 取捨微妙
92 5 10 オウケンブルースリ 牡4 57 内田博幸 追込 音無の秋
92 3 6 レッドディザイア 牝3 53 四位洋文 差し 好戦十分
90 8 16 コンデュイット 牡4 57 ムーア 追込 目玉馬だ
85 2 3 エアシェイディ 牡8 57 後藤浩輝 追込 衰えなし
93 2 4 エイシンデピュティ 牡7 57 戸崎圭太 先行 覇気戻る
85 4 7 ジャストアズウェル 牡6 57 ルパルー 追込 大穴なら
90 4 8 マイネルキッツ 牡6 57 松岡正海 追込 上位窺う
95 5 9 リーチザクラウン 牡3 55 武  豊 先行 斬肉断骨
80 1 2 ネヴァブション 牡6 57 北村宏司 差し 厳しいか
70 6 12 シンティロ 牡4 57 モッセ 追込 静観賢明
70 8 17 コスモバルク 牡8 57 五十嵐冬樹 差し 今昔の感
92 8 18 スクリーンヒーロー 牡5 57 デムーロ 先行 連覇目前
80 7 14 インティライミ 牡7 57 スミヨン 差し 繰上出走
80 7 15 インターパテイション セ7 57 コーエン 追込 何処まで
87 1 1 アサクサキングス 牡5 57 岩田康誠 先行 積極策で
80 6 11 マーシュサイド 牡6 57 カステリャーノ 差し 入着一杯
× 91 7 13 ヤマニンキングリー 牡4 57 柴山雄一 差し (鼻出血)

元来がマイラーのウオッカ。府中二四はダービー圧勝の舞台だがベストではない。コンデュイットは凱旋門、BCターフ連戦の疲れ懸念。ともに世界ランクの実力は認めても押さえまで。武リーチザクラウン◎。ゴール前失速の菊だがレース前からイレ込み、力んで逃げて0.4秒差。距離短縮は無論プラス、自分のリズムで行ければ押し切れる。漸く本来の覇気戻ったエイシンデピュティ、史上初のJC連覇狙うスクリーンヒーロー。絶好舞台オウケンブルースリ、6戦6連対レッドディザイア、渾身仕上げヤマニンキングリー。以下5,16,8。

レース結果
1着
2着
3着
4着
5着
5
10
6
16
3
…ウオッカ
注オウケンブルースリ
△レッドディザイア
…コンデュイット
…エアシェイディ
ルメール
内田博幸
四位洋文
ムーア
後藤浩輝
1人気
2人気
6人気
3人気
11人気
単勝
馬連
馬単
3連複
3連単
5
5-10
5-10
5-6-10
5-10-6
360円
1,020円
2,020円
2,460円
11,690円

レース回顧
まともなら勝っていたのはオウケンブルースリだろう。4角でコスモバルクに2度よられ大きく外に振られている。その不利がありながらメンバー最速34.1の上がりでハナ差2着。4角最後方だからこそこの脚が使えたわけだが、後ろから行く馬は常にこうした不利やコースロスを覚悟しなければならない。対照的に道中5-3-4-5と早めの位置取りから追い出しをギリギリまで我慢、G前ヨレ捲りながらも勝利をもぎ取ったルメール=ウオッカ。レース後鼻(肺)出血が判明。同じく鼻出血発症のヤマニンキングリーが最下位だから偉い馬。文字通り死力を尽くしてのGI七冠制覇だ。さて、今回屈辱の乗り替り、意地を見せたかった武リーチザクラウンだが「2番手でもいいと思ったけど収まりがつかなかった」。菊花賞時のようなイレ込みはなくマイペースで気分良く逃げていたように見えたがやはり一本調子の馬。並ばれると脆い。次走有馬記念も展開のカギはこの「人馬」が握っている。「見切り千両」か、はたまた「毒を喰らわば皿まで」か。


 

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