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2009年11月15日(日)5回京都4日目11R
第34回エリザベス女王杯(GI)
3歳以上牝 芝2200m 定量
【捲土重来・スローペース】








馬 名 性齢 斤量 騎手 脚質 短評
75 4 7 クィーンスプマンテ 牝5 56 田中博康 逃げ 鞍上不安
88 6 11 テイエムプリキュア 牝6 56 熊沢重文 逃げ 大穴なら
95 8 16 ブエナビスタ 牝3 54 安藤勝己 追込 最強証明
84 5 10 シャラナヤ 牝3 54 ルメール 自在 取捨微妙
91 1 2 メイショウベルーガ 牝4 56 池添謙一 追込 鬼脚披露
88 6 12 ブロードストリート 牝3 54 藤田伸二 追込 前走不利
× 88 3 5 リトルアマポーラ 牝4 56 スミヨン 差し 連覇狙う
70 1 1 ウェディングフジコ 牝5 56 菊沢隆徳 差し 通用疑問
86 4 8 カワカミプリンセス 牝6 56 横山典弘 自在 復権期す
94 7 14 ニシノブルームーン 牝5 56 北村宏司 先行 巻き返す
85 2 3 チェレブリタ 牝4 56 岩田康誠 追込 復調気配
86 8 17 ムードインディゴ 牝4 56 田中勝春 追込 前走圧巻
86 2 4 ジェルミナル 牝3 54 福永祐一 追込 差はない
82 7 15 ミクロコスモス 牝3 54 武  豊 追込 伏兵の域
70 7 13 サンレイジャスパー 牝7 56 難波剛健 追込 まず無理
85 5 9 ブラボーデイジー 牝4 56 生野賢一 先行 虎視眈々
80 8 18 レインダンス 牝5 56 藤岡康太 差し 徐々復調
77 3 6 ピエナビーナス 牝5 56 古川吉洋 追込 ムラ駆け

捲土重来ブエナビスタ◎。秋華賞ハナ差惜敗(3着降着)で三冠の夢は潰えたものの凄みある末脚は当代随一。「不利がなければ突き抜けていた」・・・このブロード陣営の発言に怒り心頭の松田博師。「あの馬だけは絶対に叩く」。不本意な騎乗停止処分を甘受した安勝の胸中も推して知るべし。「頭堅ければ紐が狂う」。狙って妙味は栗東滞在効果覿面ニシノブルームーン、前走の鬼脚再現なら勝ち負け十分メイショウベルーガ。先行粘込狙うテイエムプリキュア、再度肉薄ブロードストリート、昨年覇者リトルアマポーラ。以下8,4,17。


レース結果
1着
2着
3着
4着
5着
7
11
16
10
2
…クィーンスプマンテ
注テイエムプリキュア
◎ブエナビスタ
…シャラナヤ
▲メイショウベルーガ
田中博康
熊沢重文
安藤勝己
ルメール
池添謙一
11人気
12人気
1人気
3人気
6人気
単勝
馬連
馬単
3連複
3連単
7
7-11
7-11
7-11-16
7-11-16
7,710円
102,030円
250,910円
157,480円
1,545,760円

レース回顧
さながら2007皐月賞のリプレイを見るようだった。人気薄先行馬2頭が後続を大きく離して逃げ、断然の1人気馬がゴール前猛然と追い込むも届かず3着。ヴィクトリー・サンツェッペリンを演じたのはクィーンスプマンテ・テイエムプリキュア。フサイチホウオーはブエナビスタ(騎手安勝も同じ)。2頭の大逃げに見えたが実は千通過1.00.5、千六1.36.8の超スロー。遅いのは解っていても金縛りにあったかのように動けぬ3番手以下。トップライン展開理論にピタリ当て嵌まっての3連単154万だったが大魚を逸したのは一にも二にも田中博の騎手ランクの低さ。しかしこの2頭の騎手が仮に後藤、福永あたりだったとしたらどうか。マイナーJと見縊られていたからこそノーマーク逃走劇が成立し100万馬券となるのだ。今後シッカリと肝に銘じたい。それにしても若手Jが頭角を現すときはいつも突然。今をときめく松岡、川田しかり。今年台頭の若手ではNHKマイルCジョーカプチーノ藤岡康、菊花賞スリーロールス浜中俊、そして今回のエリ女クィーンスプマンテ田中博。その全ての共通キーワードは「GIレース」の「人気薄逃げ先行馬」である。


 

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