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本社の見解・レース結果・レース回顧

   

2008年5月25日(日) 3回東京2日目 11R
第69回オークス(GI)
3歳牝 芝2400m 馬齢
【先行有利・スローペース】








馬 名 性齢 斤量 騎手 脚質 短評
78 7 15 トールポピー 牝3 55 池添謙一 差し 状態懸念
80 3 6 エフティマイア 牝3 55 蛯名正義 差し 大穴再現
82 5 10 レジネッタ 牝3 55 小牧 太 差し 二冠十分
96 4 7 ブラックエンブレム 牝3 55 松岡正海 先行 小細工なし
73 8 17 オディール 牝3 55 安藤勝己 差し 距離不安
97 2 4 レッドアゲート 牝3 55 内田博幸 捲り 首位有望
80 8 18 リトルアマポーラ 牝3 55 武幸四郎 追込 捲土重来
95 6 12 ソーマジック 牝3 55 後藤浩輝 自在 堅実無比
75 4 8 マイネレーツェル 牝3 55 武  豊 追込 差はない
80 3 5 ムードインディゴ 牝3 55 福永祐一 差し 血統注目
75 2 3 アロマキャンドル 牝3 55 田中勝春 追込 前走度肝
95 5 9 ライムキャンディ 牝3 55 四位洋文 先行 叩き上昇
82 1 2 ハートオブクィーン 牝3 55 幸 英明 先行 復活狼煙
70 6 11 ジョイフルスマイル 牝3 55 吉田 豊 追込 能力不足
× 83 7 14 カレイジャスミン 牝3 55 柴田善臣 先行 先行渋太
80 7 13 スペルバインド 牝3 55 勝浦正樹 自在 府中走る
88 8 16 エアパスカル 牝3 55 藤岡佑介 先行 積極策で
75 1 1 シャランジュ 牝3 55 横山典弘 追込 乱戦浮上

桜3着ソーマジック&5着リトルアマポーラにフローラS圧勝レッドアゲート。この3頭が上位人気だが、絶対不要と言い切れる馬は11ぐらいで他は全てチャンスがある。下馬評通り超の付く大混戦。しかし上位人気総崩れも考え難い。終い確実、唯一距離経験あるレッドアゲート◎。馬任せで行けば強いブラックエンブレム○、血統背景魅力かつ調教も動いたライムキャンディ▲。雨馬場で先行馬有利とみてエアパスカル△、カレイジャスミン×

レース結果
1着
2着
3着
4着
5着
15
6
10
7
17
…トールポピー
…エフティマイア
…レジネッタ
○ブラックエンブレム
…オディール
池添謙一
蛯名正義
小牧 太
松岡正海
安藤勝己
4人気
13人気
5人気
6人気
11人気
単勝
馬連
馬単
3連複
3連単
15
6-15
15-6
6-10-15
15-6-10
970円
24,080円
39,320円

61,600円
440,360円

レース回顧
終わってみれば桜花賞1人気の2歳女王トールポピーが勝ち、2.3着に桜花賞1.2着馬。阪神千六の桜花賞と東京二四のオークス。距離もコースも全く別物なのだが、例年いわれるようにオークスは桜花賞組が過去10年で15連対と最も強い。今年もそのまんまの結果。桜花賞1.2着がフロック視されたのだろう、レジネッタ5人気、エフティマイア13人気。しかし距離適性云々より、この時季は「早熟性/勢い」重視が正解。最もハイレヴェルな桜花賞組が順当に強く、別路線組はやはり能力的に一枚劣る。来週のダービーも混戦模様だが同様のことがいえるだろう。さて結果は順当といえるのだが、問題は勝ち馬トールポピー池添の直線の大斜行。それも一度ならず二度までも。馬場の4分どころから急激に内に切れ込み、ゴール時は内埒一杯まで斜行している。左に斜行している馬に右鞭連打し、インの4頭を押圧。パトロールフィルムで何度も繰り返し見たが、かなり危険な御法でひとつ間違えば大事故に繋がる御法である。2006年エリザベス女王杯で降着処分を食ったカワカミプリンセス本田の比ではなく、2001年の京都大賞典で失格となったステイゴールド後藤より遥かに酷い。思うに被害馬4頭の騎手が安勝、武豊、小牧、後藤といった腕達者であったのが池添にとってはラッキーだった。並みのジョッキーだったら落ちていただろう。落ちれば失格、(事前に危険を察知し)落ちねばセーフ、というのはどう考えても変である。馬は降着なしだが騎手は2日間の騎乗停止、の処分も中途半端であり、騎乗停止の発表が最終レース終了後というのもJRAの事なかれ主義がミエミエ。某競馬評論家が「一般レースなら降着。GIだから降着にしなかったのでしょう」と語っていたが、多くの耳目を集めるGIだからこそ公正なジャッジをJRAは下すべきではないか、と私は考える。でないといつまでも競馬は「博打/ギャンブル」としてしかみられず、競馬ファンも「結局競馬は社台中心の村社会」で、騎手も「持ちつ持たれつ」なのだな、と項垂れるより他ない。確かに被害を被った騎手達にしてみれば「明日は我が身」であり、馬主関係等様々な思惑も抱えていよう。採決委員にしてもどこから降着にすべきかの線引きは微妙かつ難しい問題だが、命の次に大事な金を賭けている我々競馬ファンにとっても重大問題である。今回の採決により「社台の馬であの程度の斜行ならセーフなのだ」と考える騎手もいないとは限らない。採決委員は競馬素人役人の持ち回りではなく、是非「然るべき」元騎手などを最低1〜2人は入れ、誰もが納得すべき公明正大な採決を下して頂きたいと切に願う。重大事故が起きてからでは遅い。

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